暮らしと私、ときどき猫

シンプルにすっきり、まったり、のんびりを目指して

時計沼は深い…

新年あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願い致します。

さて、新年最初のブログは新しい時間が始まったという事で「時計」のお話です。

 

私の人生初時計は、まだ小学生になる前に父に買ってもらったピンク色のデジタルの時計でした。初めての時計が嬉しくて嬉しくて、付けては外し、眺め、楽しんでいました。

そもそも何故時計が欲しかったのかと言いますと、大人がしていてカッコ良く見えたんですね。

その次は小学生の頃に、G-SHOCKが大流行し、当時担任の先生が付けていた事もあり、G-SHOCKが欲しくて仕方ありませんでした。でも小学生にあんな高価な時計は与えられるはずもなく、雑貨屋にあった「もどき」を誕生日プレゼントとして買ってもらいました。もどきでしたがすごく嬉しかったのを覚えています。暗い所でも時間が見えるようにバックライトが付いていたり、ストップウォッチ機能があったり、ナイロンのベルトでスポーツ仕様になっていたり。寝る時は常に枕元に置いておくくらいお気に入りでした。

その後は、初アナログ時計。

上記の時計達が使えなくなっており、用事で使う事になったので母がこれまた雑貨屋で買ってきてくれたものです。黄色い時計でした。

視認性も良く、受験やテストでも使用。

風防がレンズのようになっていて見る角度によって数字が大きく見えたりで面白いなと思いながら使っていました。

その後は、しばらく腕時計を使わない生活になります。高校生になり携帯電話を持ち始めたからです。携帯があれば時計はいらないと思っていましたし、周りの友達もほとんど時計をしていませんでした。

 

転機が訪れたのは進学時、入学祝いとして父から時計をプレゼントしてもらう事になり、欲しい時計を自分で選ぶように言われていたので、インターネットで情報収集。

背伸びをしたい年頃でしたのでGUCCIだとかGIVENCHYの時計がいいなぁと思い、父に伝えると、その時計はダメだと言われました。社会人になっても長く付けられるデザインを選んで欲しかったようで(私が選んだのはバングルタイプの時計だったので)また一から探し始めたのでした。

そこで、国産ブランドも見てみよう。と思いまたまたネットで検索。

国産ブランドはSEIKOやCITIZENくらいしか知らなかったので、その二つのブランドを見て、最終的にはSEIKOを選びました。ステンレスベルトなので、季節問わず使えて便利で、文字盤がホワイトなので視認性も良く、またダイヤが付いたモデルで、背伸びしたい私にはぴったりの時計でした。

現在でも仕事用の時計として着用し続けています。もう15年以上経ち、電池交換しかしていないのに狂わずちゃんと動いています。国産時計って本当に性能がいいです。(本当はメンテナンスしないといけないだろうけど)

 

その後社会人になり、お金を少しずつ貯めて時計を買い始めるようになります。

ジュエリーと時計が好きになった時期がほぼ同時期でして、当時はageteの時計を愛用していました。現在はもう手元にはないのですが、ケースがK10のイエローゴールド製で黒のサテンベルトとグレージュの革ベルトが付け替え出来るタイプでコーディネートに合わせて付け替えが出来る便利な時計でした。ジュエリーブランドの時計なので、当たり前ですがジュエリーとの相性がとても良いです。この辺りから時計とジュエリーの相性を重視した選び方をする様になります。

 

そして私は遂にこの後、ブランド物の時計に手を出し始めます。当時の職場のお姉様がCartierのタンクフランセーズのコンビ時計を買ったとの事で見せてもらった時、わわ!Cartier可愛い!!!と衝撃が走りました(大袈裟)

そこからは来る日来る日もCartierのサイトやブログ等で色々見ていく中で、これが好き!!と思ったもの発見してしまいます。

Cartierのパンテールという時計です。

ところが、私が発見した時には既にその時計はとっくに廃盤になり店舗では販売されていない商品でした。

当時後継モデルとされてたサントスドゥモワゼル。デザインが似ていたサントスガルベ。ガルベの方が気になった私は一番入りやすそうな店舗へ実物を見て試着してきました。

艶消しになったステンレスベルトとベゼル、カルティエらしいビス、またサントスは世界で初めての腕時計と言われておりそのロマン溢れる逸話も心をくすぐり、コツコツ貯金したお金でサントスガルベを購入しました。

ハイブランドの時計ってやっぱりインパクトがありますね。身に付けるだけで身が引き締まる思いです。大切に大切にしていました。

でも結局数年後これも手放してしまうのです…

さよならしてしまったけどサントスガルベも大好きでした。

f:id:kurashitowatashi:20220104224139j:image

そう、私には忘れられない時計がある。

パンテールです。しなやかなブレス、軽くて小ぶりなフェイス…

たまたまビンテージの時計を扱う店舗でパンテールを付けた時のフィット感や手持ちのジュエリーとの相性。何もかもがピタっとはまるような感覚でした。

でもその時、新品で購入出来ないなら買わないと決めていたので、その時は試着だけして帰りました。そしてそれからは、パンテールの事はもう諦めよう、考えないでおこうと思うようになります。

 

そこから数年後、また同じビンテージ時計ショップの前を通ると、ある時計の前に吸い込まれるような感覚がありました。

またまたCartierですが、今度はタンクアロンジェという時計です。

f:id:kurashitowatashi:20220104225517j:image

この時計も現在は廃盤になっており、中古市場でなければ手に入りません。

その時私はアンハサウェイ主演の「マイインターン」を観たのですが、アンハサウェイがCartierタンクソロのゴールド×ブラックの革ベルト(クロコとかリザードだったかも?)の時計をしていたんですね。

f:id:kurashitowatashi:20211226184316j:image

それがとっても素敵だったので、頭の片隅に次はレクタングル(長方形)の時計がいいなぁと思っておりました。

そこで、例のタンクアロンジェです。

小ぶりだけど綺麗なイエローゴールドの輝き、竜頭にはCartierの象徴であるブルーサファイアが付いていて、小さくても存在感は抜群。

f:id:kurashitowatashi:20220104233159j:image

竜頭の台座?がプチプチしてて可愛いです。

 

結局、私はそのお店では買わず、有名な専門店で状態の良い中古品を購入しました。念の為、購入後すぐにCartierブティックに持ち込み電池交換をしてもらえたので不安だった真贋の確認も出来、安心して使い始める事が出来ました。

ベルトにはやや使用感があったものの、本体に目立つ傷もほぼ無く、Cartierでのメンテナンスがきちんと行われていた為、購入を決めました。

今でも付ける度に、かわいいなぁ〜としみじみ思うくらい大好き。

そしていつか上のアンハサウェイの時計みたいに黒のベルトにしたい!!

 

ちなみにビンテージ時計は防水性があまりないので、雨の降る日には使わない、手を洗う際や、今ですとアルコール消毒なんかにも気をつけなければなりません。着用した後は、必ず柔らかい布で拭き箱入り娘のように大切に保管しておきます。

 

そうしてタンクアロンジェを使っていくうち、状態が良ければ中古でも良いじゃないか!

と思うようになり、そしたらあの憧れのパンテールも買えるかも?、そう思い始めるのです。

そして、遂に状態も良く国際証明書が付いた物があった為、思い切って購入しました!f:id:kurashitowatashi:20220104230336j:image

サントスを手放す直前のツーショット。

こうして見るとサントスはやや大きめですね。

 

実は私がその時計を購入した丁度その頃、パンテールがまさかの復活笑

Cartierでは時々復活する事があるらしく、所有しているタンクアロンジェも実は復刻版なのです。)

 

現行のパンテールと旧パンテール、見た目はほぼ同じなのですが、少しフェイスが大きく、またブレスレット部分は鏡面仕上げに変更されツヤツヤになっている様です。お値段はぐーんと上がりましたね(^_^;)もう私には買えません…

f:id:kurashitowatashi:20220104220607j:image

(画像は公式サイトよりお借りしました)

私が購入した旧パンテールも、上の画像と同じ様にベルト部分のゴールドが2列になっているものになります。

2ローなんて言い方もしますね。ちなみにゴールドが1列(1ロー)、3列(3ロー)と言われています。

最初はステンレスモデルで考えていましたが、中古になると、購入当時は大きな価格差が無かった為、コンビモデルにしましたがこれが大正解!!

最初は、コンビ時計とかおじさんくさいかも…と思っていましたが、さすがは王の宝石商、宝石商の王と言われるCartier様なだけあって、ギラギラしたおじさん感はまるでゼロ!!少しでもおじさんくさいなんて思ってごめんなさい笑

ステンレスでもコンビモデルでも、よりゴージャスに金無垢、さらにはダイヤ付きになっても上品さを保つCartierはさすがです。

どんな服装にも合わせやすいですし、ジュエリーとの相性も本当にいいです。つけ心地も軽く、時計だけでも充分華やかです。(でも華美過ぎる事はないので、業種によってはお仕事でも大丈夫そう)

f:id:kurashitowatashi:20220104231718j:image

とにかく買って大満足でしたし、この2本の時計が大好きなので、もうしばらく時計はいいかな。と言いつつ、時計沼はかなり深いのであまり積極的には見ない様にしています笑

今持っている時計を、メンテナンスをしながら、おばあちゃんになっても大切に使っていきたいです。